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『なぜBBCだけが伝えられるのか 民意、戦争、王室からジャニーズまで』(小林恭子著)
2024/09/23 池田 瞬英国には民放もあり、それぞれ面白い番組を放送しているが、やはりBBCにはかなわない。今は日本でも衛星放送などを通じてBBCの番組を視聴することができる。本書は在英ジャーナリストがBBCの全体像をその歴史とともに紹介・分析した。
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2024/08/17 池田 瞬
夏休みシーズンで、今まさにリフレッシュされている人も多いだろう。いつもの生活パターンやルーティンから離れ、自分の生き方をゆっくり考えるヒントになる3冊を選んだ。
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『職場を腐らせる人たち』 (片田珠美)
2024/06/16 池田 瞬刺激的で実にストレートな書名である。だが、読むにつれ、ぴったりのタイトルだわかる。この手の人が一人いるだけで職場の雰囲気が険悪になり、周囲の人を困惑させ、時にメンタルな問題にまで発展させてしまう。自分や組織を守る視点を教えてくれる。
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2024/05/03 池田 瞬
ゴールデンウィーク(GW)も後半戦に突入。大型連休はやる気をとりもどし、自分の生き方や仕事、考え方をいったん見つめ直すのにぴったりの時期でもある。今回はビジネスのヒントや働き方に新発想をくれる3冊を紹介したい。
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2024/04/02 池田 瞬
日銀が17年ぶりの利上げを含む金融政策の大幅変更に踏み切った。メディアは歴史的な政策変更として大きく扱った一方、金融機関サイドは比較的冷静。追加の利上げや住宅ローンの行く末、今後の課題を見てみる。
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『テレビ局再編』 (根岸豊明)
2024/03/17 池田 瞬かつてテレビは新聞と並んでメディアの中心にいた。人々は学校の教室などで前夜のテレビ番組の話で盛り上がっていた。しかしインターネットの登場でその位置づけは大きく変わった。テレビの存在意義を改めて見直せる一冊だ。
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2024/03/08 池田 瞬
日経平均株価が史上最高値を更新し、4万円を突破して未踏の領域に突入した。メディアはトップニュースとして伝えたが、バブル期のような高揚感はなかった。そこには、バブル期の「過熱感」の三文字が脳裏にちらつく。株価は今後、どうなるのか。
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『将棋カメラマン 大山康晴から藤井聡太まで「名棋士の素顔」』(弦巻勝著)
2024/01/29 池田 瞬長年カメラのファインダーを通して棋士たちを見つめてきたカメラマンが、将棋界や棋士にまつわる思いを綴った。平成、令和と時が流れる中で、それぞれの時代に活躍するスターが現れ、時代を画した棋士は人々の記憶に長く刻まれている。
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2024/01/02 池田 瞬
2024年の始まりである。年の初めは多くの人が心機一転、新しいことに取り組もうと考える節目でもある。そんな年明けに読みたい3冊の本を紹介する。
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2023/12/03 池田 瞬
今年も気が付けばもう師走。何かと気ぜわしい季節だが、忙中閑あり。夜長を充実して過ごせる時期でもある。年末に新たな気づきを得られる本を3冊紹介する。
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『店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる 倉本長治の商人学』 笹井清範著
2023/10/29 池田 瞬昭和期の商業評論家で、長く続いた商業経営専門誌「商業界」の主幹を務めた倉本長治の言葉を解説しながら、商いに必要なものを探った本である。倉本自身は戦前から戦後にかけて活躍した人であるが、現代ビジネスの本質を突く内容も多く含まれている。
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『百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術』近藤康太郎著
2023/09/30 池田 瞬書評執筆の仕事を長く続けているが、自分の読書について分析的に考える機会は意外と少ない。読書の秋を前に、あらためて本の読み方を自分なりにじっくり考えてみようと手に取った。著者の考える本の読み方をあますところなく伝授している。
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2023/08/14 池田 瞬
中古車販売大手ビッグモーターの事件を見ると、よくぞここまで企業の不祥事が拡大するものだとため息が出る。企業弁護士や信用調査会社幹部が指摘するのが「昭和のモーレツ企業がガバナンス不在のまま大きくなり、立ち現れた」というイメージだった。
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2023/08/12 池田 瞬
夏休みを機会に普段読めなかった本をじっくりと読んでみるのも悪くない。こうした読書はこれまであたり前と思っていたことを新たな視点で捉え直すきっかけになる。これからご紹介する3冊で「見直しの夏」にトライしてみるのはいかがだろうか。
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2023/05/05 池田 瞬
大型連休が早くも後半に突入した。家族サービスや戸外でのアクティビティも一段落し、連休後半戦でじっくりと本を読みたくなった方に向けに、いま手軽に読んでおきたい様々な「リセット本」3冊をご紹介する。
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2023/04/23 池田 瞬
企業がレピュテーションリスクに敏感になっている。企業のネガティブ情報が世間に広まり、会社の信用やブランドが毀損される損失リスクで、さまざまな形態があるため、情報感度を高める必要がある。
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「THE WORLD FOR SALE 世界を動かすコモディティ・ビジネスの興亡」 ハビアー・ブラス、ジャック・ファーキー著
2023/02/26 池田 瞬石油や金属、穀物などの資源はコモディティーと呼ばれ、その売買を担う企業はコモディティー商社と称される。その実態はなかなかつかめなかったが、元英フィナンシャル・タイムズの二人のジャーナリストが、長年にわたる丹念な取材で明らかにした。
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『日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで』小谷賢著
2023/01/27 池田 瞬「インテリジェンス」という言葉を聞いて何を思い浮かべるか。基礎概念の確認を含めて、深く考える本である。戦後史の中で日本のインテリジェンスにおける議論がどのようにたどってきたのかを丹念に記している。
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2023/01/04 池田 瞬
激動の一年だった2022年。国内外で大きなニュースが続き、時代を反映するような本が多く出版された。筆者が昨年末に手にした本の中から、年始の読書におすすめしたい本を選んでみた。
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『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』坂本貴志著
2022/12/03 池田 瞬定年を意識するようになった世代には気になる本である。職場で定年を迎えた後にどんな生活が待ち受けているのか。会社や組織で働く人に定年は原則、平等に到来する。ぼんやりした部分に具体的な事実で光を当てつつ詳しく解説する。
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